遺品整理のまとめ│寄付と相続税について
カテゴリー:遺品整理
保管しておきたいもの、処分や売却して片付けたいものとは別に、
社会や困っている方へ役立てる方法として【寄付】があります。
歴史的価値のある貴重品だけが寄付の対象ではありません。
日常的に使う衣類や、介護に使用していた機器や日用品、また故人の愛読書であった書籍なども寄付できるものです。
愛着のある遺品で処分に困なら、【寄付】や【寄贈】して社会貢献にされてはいかがでしょうか。
寄付品の受け入れ先
介護施設・病院・NPO法人
発展途上国への教育支援
個人
寄付できる物の一例
家具
家電
美術品
骨董品
介護用品
パソコン
文房具
遺品を寄付や寄贈する際には必ず受け入れ先に確認してからにしましょう。
状態や製品によっては受け入れてくれないことも。
相続税について
不動産、車、バイク、株などの所有者の名義が定められているものは、相続の手続きを行わなければいけません。
これらは遺品ではなく遺産になりますので司法書士や税理士に依頼して正しい法的な手続きを踏みましょう。
宝石や美術品も相続税の対象になりますが、一般的に私達が購入できる価格帯のものであれば税務署へは家財道具一式として相続税の申告をすることが多くなります。
現在、相続税の基礎控除の額は、
3000万円+(法定相続人✕600万円)です。
よって、相続財産が3000万円以下の場合、法定相続人の人数等に関わらず、相続税の納税・申告の必要はありません。
しかし最低でも3600万円以上の財産がある場合は、申告し相続税を支払う義務が生じます。
高価な美術品や骨董品を含め、3600万円以上の財産があり、尚且つ相続税の支払いに困る場合は寄贈を検討しましょう。
美術品等を国や地方公共団体、公益団体に寄付した場合にはその財産は相続税の課税価格に含まれない事になっています。
遺品整理のまとめ
遺品を整理する時の3つポイント【保管】【処分】【寄付】。
簡単にまとめてしまいましたが、実際に行われる方にはこの作業とともに、気持ちの整理という一番大変な作業を同時にしなくてはならないと思います。
しかしこのページを見てくださっているあなたは、遺品と気持ちの整理をする心の準備が出来た方だと思います。
そして沢山の思い出を胸に、「遺品を整理するにはどうしたらいいか?」と頭を悩ませる優しい方だと思います。
だからこそ大切に整理しましょう。
故人様とご家族の大切な思い出だから。
ご家族であるあなたは前に進み、今を生き未来を紡がなくてはいけないから。
思い出として大切にとっておきたいものはお手元に。
どのように整理していいか分からない・・・
重くて運べない・・・
もしかして価値あるモノかも知れないけれど、知識が無くて分からない・・・
誰かの手に渡り役にたてば・・・
様々な選択肢をふまえて大切な遺品たちを整理していただきたいと思います。